旧・TPPと日本の著作権

いろいろと日々の雑事

著作権保護期間を70年に延ばすと……?

 本日5/13午前3時付けの読売新聞web版に「著作権保護期間、70年で合意」という記事が載り、著作権クラスタに衝撃が走っております。もちろん「著作権保護期間を70年に延ばすと何が問題なのか」「逆に70年に延ばしても大丈夫だと言う人の根拠は」と思う方も多々いらっしゃると思いますので、ここで昨年実施された福井先生と玉井先生の論戦をもう一度紹介したいと思います。

 

http://tarareba7222.hatenablog.com/entry/2013/11/05/153425

 

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140512-OYT1T50171.html?from=ytop_ylist

【以下、引用開始】

 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加している日米など12か国が、音楽や小説の著作権の保護期間を70年に統一することで合意する見通しになった。

 新薬を開発した企業が市場を独占できる「データ保護期間」は、先進国は10年程度、新興国は5年以下と、新興国側に配慮した案で決着する見込みだ。難航分野の一つである知的財産権分野の交渉にめどがつき、TPP交渉全体が妥結へ向けてさらに前進する。

 日米それぞれの交渉関係者が明らかにした。

 ベトナムで12~15日の日程で始まったTPP首席交渉官会合で、知的財産分野の合意内容を確認し、19、20日にシンガポールで開かれる閣僚会合に報告する。

 著作権の保護期間について、交渉参加12か国のうち、日本やカナダなど6か国は原則、作家や作者の死後50年としており、米国など5か国は70年、メキシコは100年と定めている。

【引用終了】